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契約社員で働くということは

日本JOC60周年 札幌大会 発表生活文

皆さん、こんにちは。札幌JOCのI.T.といいます。JOC活動に関わり、この秋でちょうど3年になります。この場では、皆さんに私の労働者としての現状をお話します。

私は郵便事業会社で郵便配達の仕事をしています。6カ月の契約社員という立場で勤めて2年5ヵ月になります。時給制の契約で、この秋から時給1,340、各社会保険が付き、わずかですが年に2回の特別手当があります。年齢的にも友人、知人と「仕事」の話をする機会も増えてきましたが、待遇面や職場環境、人間関係は比較的恵まれている方かなと感じています。

60ani_sapporo_54しかし、この「契約」という働き方はとても不安定です。6カ月更新ゆえに将来的なプランは立てにくく、会社の雇用に関する規定も厳しさを増しています。気をつけなくてはいけない業務中のリスクが多々あります。具体的には6ヶ月の評価期間内に配達のミスを2回してしまった場合に、評価、給与が大幅に下がると規定に書かれています。それ以上に繰り返す場合は職を失う場合もあり、実際に何人かそういう人を見てきました。また運転に関わる部分として、警察の反則よりもはるかに厳しい社内懲罰があります。プライベートにおける反則も同様です。それがたとえもらい事故であってもマイナス評価になるので、日々の配達業務に恐怖心が付きまといます。これらのことは特にしつこいくらいに注意喚起され、私たちも気をつけてはいますが、それでもミスは起こるものです。その過程や中身を見ずに起こった結果だけで懲罰を受けるシステムに問題を感じます。

また仕事のスキルを高めることは評価の大切なポイントですし、やりがいやモチベーションにもつながります。私も仕事の速さや、ミスをしないことなど、日々の業務で細かく神経を使ってきました。班内の人間関係もまずまずです。そういった努力が認められ、時給制契約社員としては1番上の評価をもらいました。これからも今取り組んでいることを継続し、営業面などの弱点を克服し、経験を積めば、その上の月給制契約社員になることも難しくないと考えています。
・・・しかし、そこからの正社員への道はというと全く不透明です。

私の職場では約200人が働いていますが、契約社員、パートやアルバイトなどの非正規雇用で働いている人が6割を占めており、20代の正社員は2人しかいません。つい最近、正社員登用試験の話を聞きました。しかし採用人数はごくわずかで、私たちにとって現実的な話とは思えませんでした。

私は郵便の仕事が大好きです。しかし、この先6ヵ月ごとの契約更新をいつまで続ければよいのでしょうか。今は若いので配達の仕事に不安はありませんが、年を重ねて体力が落ちたり、怪我をしてしまった時を想像すると不安でしょうがありません。また長期的な将来設計も立てられません。最近では職場の同僚たちからも不安の声を聞くようになり、これは私だけが抱えている問題ではないと思いました。周囲の人と話をし、今は同じように不安に感じている人と月に1度集まるようになりました。取り組みを通して、諦めるのではなく、自信を持って働ける環境にしていきたいと考えています。


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掲載日2009年9月21日
更新日2009年9月21日
閲覧回数3,465 回
編集者HP管理者

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